開発中の公園が、にぎやかなマルシェ会場に
週末、地元で開発が進められている広大な公園でマルシェが開催されると聞き、足を運んでみました。開発途上の公園ですが、この日は特別。家族連れや、犬連れの方々でにぎわい、あちこちから楽しげな笑い声や音楽が聞こえてきました。
ぷっくり可愛い多肉植物にひと目ぼれ
最初に目に留まったのは、小さなテントの中で開かれていた多肉植物のワークショップ。
色とりどりの鉢の中で、ぷっくりとした葉を広げる小さな植物たちが並んでいて、その可愛さに思わず足が止まりました。
販売されていた多肉植物のひとつを手に取ると、優しい笑顔のオーナーご夫妻が声をかけてくださいました。その雰囲気に甘えて、ついつい育て方や種類についてあれこれ質問してしまったのですが、丁寧に教えていただいたおかげで「多肉植物=強くたくましい存在」という意外な一面を知ることができました。
キッチンカーのグルメに心もお腹も満たされて
その後も公園内を歩いていると、珍しいキッチンカーがずらりと並び、まるでちょっとしたグルメフェスのような光景。チャーシュー串に、こだわりのスパイスが効いたカレー、韓国料理やチュロス、自家焙煎のコーヒーに、おにぎり専門店まで…。どのお店にも人が集まり、どれも満遍なく人気がある様子でした!
青空の下、音楽と笑顔があふれるステージ
やがて公園の一角では演奏会が始まり、用意されたイスに座って音楽に耳を傾ける人たちの姿が自然と広がっていきます。青空の下、心地よい風とともに流れるメロディーが、まるで日常を少しだけ特別なものに変えてくれるようでした。
犬たちが集う不思議な魅力
ふと気づくと、周囲には驚くほど多くの犬連れの方々が。どの子もおしゃれな洋服を着ていて、多頭飼いの方もちらほら。犬向けのイベントがあるわけでもないのに、これだけの数が集まっていたのは、公園の立地の良さや広さ、普段からのお散歩コースとしての親しみやすさがあるからなのかもしれません。
広々とした空間だからこそ、リード越しの犬同士のあいさつから、飼い主同士の自然な会話が生まれていたのも印象的でした。なんだか、公園全体が優しい空気に包まれているように感じました。
想いを伝えたら、未来への種がまかれた
実はこの日、偶然、公園の関係者の方と再会する機会もありました。ちょっとした立ち話の中で、これまであまり口に出してこなかった「犬と人が気軽に集える拠点をつくりたい」という想いを、初めて正直に伝えてみたんです。
すると、その方は「もし今後、公園の開発でそういった話が出たら、ぜひ声をかけますね」と言ってくださいました。その言葉が嬉しくて、帰り道はいつもより少し心が軽く感じました。
可愛い多肉植物のように、強く根を張る
多肉植物のように、見た目は小さくても、根をしっかりと張って生きていく。その姿に重ねるように、私の中にも少しずつ芽吹き始めた想い。
この日出会った人や犬たちとのつながりが、未来に向けた小さな一歩になってくれたらと願っています。