【注意喚起】マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは?犬や猫、そして人も危険な感染症に要注意!

最近のこと

こんにちは🐾

今回は、ぜひ多くの方に知っていただきたい「マダニとSFTSの恐怖」について書きます。

先日も、獣医師の方がSFTSにより命を落とすというニュースが報じられました。
これは本当に他人事ではない、と強く感じたため、私の視点からも知ったことをわかりやすくお伝えします。

マダニが媒介する「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」とは?

「SFTS」は、マダニが媒介するウイルス感染症です。
人にも、犬や猫などの動物にも感染します。
• 感染すると、発熱、嘔吐、出血、下痢などの症状が出ます。
• 人間では、特に高齢者・妊産婦・乳幼児・基礎疾患のある方が重症化しやすいです。
• 致死率は最大30%と非常に高く、命に関わる恐ろしい病気です。

マダニはどこにいる?意外と身近な危険

マダニは、以下のような場所によく潜んでいます。

  • 公園の植え込み
  • 草むら
  • 木の枝

散歩やキャンプなど、身近な自然環境に潜んでいるため注意が必要です。

感染の仕組み:ウイルスはマダニの「吐き戻し」の時に侵入する

1. 散歩中、犬の体にマダニが付着
2. 麻酔成分を出しながら皮膚に噛みつく(痛みなし)
3. セメントのような分泌物でマダニが自分の頭を皮膚に固定
4. 数回に分けて吸血。マダニの唾液には血小板を減らす物質も含まれる
5. 最後に血液を吐き戻す動きをし、この時にウイルスを大量に送り込む

⚠️つまり、マダニが「自然に離れる直前」が最も危険なのです!

マダニは見つけづらく、自分で取るのはNG!

マダニは非常に小さく、足の爪の間などに潜みます。吸血前はゴマ粒くらいの大きさですが、吸血後はテントウムシ程の大きさに。それでも、犬猫の体毛に隠れていたり、皮膚の重なった部分にいたるするので見つけることは困難です。

仮に見つけたとしても、無理に取ると体液が逆流して感染リスクが高まるため、
必ず動物病院での処置が必要です。

感染した犬や猫から人へも感染することがあります

特に猫は、症状の出方やウイルスの排出量により、感染源になりやすいとされます。
• 唾液
• 引っかき傷
• 皮膚や粘膜の接触

このような日常的なスキンシップから、知らず知らずのうちに人へ感染することも。いつもと違う様子が見られるときには特に気を付けてください。

私たちにできる予防策

✅ ペットにはマダニ予防薬を使う!

飲み薬タイプの予防薬が特にオススメです。
• 水洗いで流れない
• 3ヶ月ほど効果が持続
• 予防薬を飲んだ犬猫の血液を吸ったマダニはすぐ死ぬ!

✅ 人も、自然の多いところや茂みに近づいたら、帰宅後に全身をチェック!特に背中を良く見て!

知らずにマダニが嚙みついていることがあるそう。痛くもかゆくもないし、気が付かないことがほとんどなんですって。自然の多いところや気が多いところに行くときは、雨具のような服を着るのがベストですが、最低でも長袖長ズボンを着用して予防してください!

まとめ:正しい知識で、大切な命を守ろう

SFTSはニュースになって初めて知った人も多いかと思いますが、まだまだ認知度の低い病気です。特効薬などもなく、完全に防ぐ方法が確立されていないという点では本当に恐ろしいと思います。

でも、「知っている」ことが最大の予防になります!

・予防薬の使用
・野良動物や弱った動物への接触を控える
・少しでも異変があれば動物病院へ

大切な家族を守るために、ぜひ意識していただけたらと思います。

正しい知識で”うちの子”も家族も守りましょう!!

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